日記は手書き、しかも縦書きの理由

日記帳を縦書きにした

令和七年より「当用新日記」(高橋書店)なるものを使い始めた。

文字通り日記帳なのだが、最大の特徴は縦書きということである。

思うに、日本語で書き、日本語で思考するためには横書きよりも縦書きがしっくりくる。

縦書きすることにより文字のつながりが良くなるため、横書きよりも早く書くことができ、思考もスムーズになるように思う。また肉筆することで、心は整い、自由度も上がる。

そういうわけで、縦書き、手書きの日記帳はすこぶる調子よく書けている。

言葉は伝わりきらない、と思っておく

京極夏彦さんの『地獄の楽しみ方』(講談社文庫)を読み、”言葉”に対する考察に感じ入った。
以下、要約

感情などの、人間の内面に生まれる気持ちを一言でスッパリと表現することは不可能である。
すなわち、人の気持ちたるものはアナログ的であるにもかかわらず、言葉にする過程で多くが切り捨てられてデジタル化する。
そこで表現されるのは元の気持ちの何百万分の一である。

発する言葉は欠けている一方、受け取る側はその欠けた部分を勝手に補完する。
だから言葉は通じない。
あらゆる争いは言葉の行き違いから起こる。

語彙を増やし、頭の中を整理整頓する。
気持ちを表現するためには語彙は多い方が便利、その語彙を取り出すには頭の中の整理整頓が必要。

表現豊かになるために

確かに、身近な人との行き違いを思い返すと、言葉が伝わりきってなかったということが思い当たるし、相手の意図を汲みきれなかったということもあっただろう。

それらを極力なくしていきたい。

そのために言葉を学ぼうと思う。

日本語を学ぶためには、もちろんノートを縦書きで使用する所存である。

跋語

◆◆最近の未知との遭遇◆◆

明野 銀次郎-GINJIRO-
伊勢 QUEEN
伊勢 BB

くずし字の練習を始める

◆◆此の処の日乗◆◆

令和6年12月26日(木) 桑名の法人訪問。

令和6年12月27日(金) 元勤務先の忘年会に参加。

令和6年12月30日(月) 山林譲渡の依頼者来所。

令和6年12月31日(火) 譲渡、不動産所得の依頼者、自宅へ来訪。

令和7年1月1日(水) 年末より風邪の気が有りし処、この日朝より体調優れず、頭痛あり。朝から何も食さぬまま、晡時救急車を呼びて救急病院へ搬送さる。然してコロナと判明す。入院なく自宅にて静養す。診察料、救急搬送料含め23,150円、元日早々健康運と金運に見放されし格好となりけり。

令和7年1月2日(木) 本日の会食は欠席し、自宅にて一日静養せし処、熱俄に上がる。


◆◆最近読み終えた本◆◆

〈令和六年十二月以降分〉

罪と罰 上/ドストエフスキー、江川卓/岩波文庫 2024.12.6読了

随筆集 一私小説書きの独語/西村賢太/角川文庫 2024.12.10読了

書く前に読もう超明快文学史/三田誠広/集英社文庫 2024.12.11読了

地獄の楽しみ方/京極夏彦/講談社文庫 2024.12.12読了

瓦礫の死角/西村賢太/講談社文庫 2024.12.15読了

罪と罰 中/ドストエフスキー、江川卓/岩波文庫 2024.12.18読了

形影相弔・歪んだ忌日/西村賢太/新潮文庫 2024.12.25読了

罪と罰 下/ドストエフスキー、江川卓/岩波文庫 2025.1.2読了

「おばけ」と「ことば」のあやしいはなし/京極夏彦/文藝春秋 2025.1.9読了

ジジイの片づけ/沢野ひとし/集英社 2025.1.11読了

◆◆お知らせ◆◆
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