スベらないパフォーマンスを聖飢魔Ⅱに学び、スベった時のメンタルは安村氏に学ぶ

こんにちは!税理士をやっております向井です。外反母趾が痛いよ・・・。




こう見えても恥ずかしがり屋の私は、恥をかくことを何より恐れております。
そのくせ私の心中にはウケて笑いをとって目立ちたいというやっかいな虚栄心が併存しやがります。

たとえば私はカラオケを(普通に)歌うのが恥ずかしい。
まずもって流行りの歌がわからない。みんなが歌って盛り上がっている歌がわからないので盛り上がりの輪に入れない。
中学生の時に洋楽に傾倒してからというもの、国内の流行にめっぽう疎くなってしまいましたので・・・。


周りのことなど気にせず己の歌いたい歌を自由に歌えば良いではないかッ!
という意見もございましょうが、どうせ歌うなら場を盛り上げたいし、誰も知らない歌を歌ってキョトンとされたくないのでございます。

そう、キョトンとされるのは得も云われぬいたたまれない気持ちになるものです。



東京は新橋のスナックで『河内のオッサンの唄』なる楽曲を熱唱したことがあるのですが・・・。そう、どちらかと云えばコミックソング拠りの曲であり、無論、ウケたいというエゴイスティックな気持ちが先走った上での拙速な選曲でございました。
結果として、水を打ったような静けさとはこのことかと思い知らされることとなりました。オールキョトンです。賑々しい東京の夜、あの店内だけが異常な静寂に包まれ、静かすぎて壁を這うゴキブリの足音が聞こえました。

さらにその、店内の顧客全員が戸惑いのうちに一言も発せない刹那、蔑むように「どっかの地方の歌だよ」とひそひそ声で囁かれたのを耳にし、東京の街は冷たいところだよと故郷の友人に云いふらしてやろうと私は堅く心に誓いました。

本来明るく賑やかであるべき夜のスナックの店内を、寝静まった閑静な住宅街並の静けさに導いてしまった私めへの罰でございましょうか?私は打ちひしがれ、消えることのないトラウマに夜毎うなされ続けました。


できればそんな経験はしたくないのです。

歌の合間に合いの手を入れられたいし、歌い終わったら拍手とともにヒョウヒョウと叫ばれたい。



しかしそんな私には実は、95%はウケる鉄板ネタがあります。

どうしてもウケたい私のチョイス

その鉄板ネタというのは聖飢魔Ⅱの『蝋人形の館』という楽曲でございまして、この楽曲のすごいところは、まず第一に確立された世界観、次に曲の構成の妙でございます。

まず世界観についてですが、これは聖飢魔Ⅱ創始者であらせられるダミアン浜田殿下(現・陛下)のコンセプトそのままに、それを完全なるまでに具現化したデーモン小暮閣下(現・デーモン閣下)のエンターテインメント精神あふれるパフォーマンスでございましょう。

次に楽曲の構成ですが、まずおどろおどろしい語りから入り、語りの最後に脅しの絶叫、続いてキャッチーなメロディに乗せたおぞましい歌詞、間奏前の歌のせりあがりと英語の決め台詞そして悪魔の高笑い、途切れることなくこれまたキャッチーなギターソロ(ここは当然のこと髪を振り乱しながらのエアギタープレイが望ましいでしょう)、そしてエンディングで「ラーララララララ」の合唱を聴衆に促して一体感を醸成するまでの流れ・・・。

これを完璧と云わずにいかがいたしましょうや?

我々素人は、このコンセプトとパフォーマンスをできる限りそっくりコピーすれば良いのですからこれほど簡単なことはありません。コンセプトの面白さはそのままに、素人が真似をする滑稽さがここにあります。聖飢魔Ⅱのコンセプトとパフォーマンスのいかに完成度の高いことかがおわかりになることでしょう。



さてこの曲のウケるのは95%と申しました。
ウケない残りの5%はいかなものなのか解説いたしましょう。

5%のうち、4%は聖飢魔Ⅱの信者(ファンのことを信者と呼称いたします)の面々です。信者にとってみれば『蝋人形の館』なんて、ポピュラーすぎてあくびが出るでしょう。
かく云う私も、自分の中では当たり前すぎてとっくの昔に飽きております。ただ、世間では物珍しがられるという状況を悪用し、ネタの一つに常にストックし続けているという状況でございます。

残り1%はカラオケに真剣すぎてこういったパフォーマンスをどうしても許せないと思しき方々です。私はたった1度だけ、顔の前に腕でバツ印を押し出すことでその方からの強固な拒絶の意思を突きつけられたことがあり、己のこの全身全霊の成り切りプレイに対し一瞬懐疑的な思念を起動せざるを得ませんでした。まあ、そんなことは稀でございますが。


ウケないときの処置

話は変わりますが、芸人さんのクリエイティビティと胆力については常日頃感心させられております。

テレビ番組『有吉の壁』において、とにかく明るい安村さんに対する有吉さんからの不合格判定の多さが私には際だって感じるのですが、つれない不合格判定にも常に落ち着いて切り返す安村氏のメンタルこそを私どもは見習わねばなるまいと思うわけであります。このメンタルこそが一発屋に堕ちるか否かの紙一重の違いを生み出しているのではないかと、かように私は思っております。


スベらないために聖飢魔Ⅱのパフォーマンスを研究し、スベった時は安村氏のメンタルを思い起こす。
これを以て恥ずかしがり屋の私の自己防衛策といたしましょう。


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