推しのお笑いコンビ、ハイツ友の会が解散してしまった
お笑い界が多様だ。
私はお笑い大好きなのだが、
コテコテすぎたり、先鋭的すぎて奇抜なのはもう食傷気味で、あまり受け付けなくなった。
京都出身のお笑いコンビ、ハイツ友の会はコテコテでもなく、奇抜でもなく、
それなのに一度見たら忘れられない、強烈なインパクトを私は受けた。
そのハイツ友の会が、2024年3月31日をもって解散してしまった。
理由のひとつとして、
自分たちのスタイルでは、賞レースで優勝できそうにない、
というあきらめのような気持ちがあったとのことだ。
しかし、それに関しては大いに言いたい。
「2位じゃだめなんですか?」と。
万人受けしなくてもいい
例えば、M-1や、NHK上方漫才コンテストなどの歴代優勝者が誰だったかと問われると、
いくつかのコンビはぱっと思い浮かぶが、
すべての優勝者をすぐには思い出せない。
逆に、優勝していなくても自分にとって印象深いコンビ(あるいは個人)は、いる。
ハイツ友の会はもちろん、ぺこぱ、おいでやす小田etc
優勝しなくてもコアなファンがいるし、その芸人さんが好きな人に対し、確実に笑いを届けている。
ハイツ友の会は存在自体が面白い。
独創的で、オリジナリテイの塊だ。
出てくるだけで期待感が膨らむコンビだった。
芸人さんにとってこれほどの強みがあろうか?
転じて、どんな職種であろうと、
自分を買ってくれる人が確実にいるなら、爆発的に売れなくてもいい。
その人でなければならないという理由があるなら、
万人受けしなくてもいいではないか。
1位を目指すから2位にもなれる
事業仕分けという名の下に、
わしが鬼の首取ったるで!
というような傲慢不遜な態度が透けて見える、某政治家の
「2位じゃだめなんですか?」発言。
弁護士・税理士の関根稔先生が、その政治家を評して
「あのニワトリ女」
とたまにブログに書かれているのを読むにつけ、
不適切表現にならないかとヒヤヒヤする一方で、胸のすく思いだ。
2位でいいと思ったら10位にも入れないだらう。
2位じゃだめなんですか?
いやいや、研究予算を削ってきたから今の日本の没落があるのではないか。
必死に1位を目指すから2位にもなれるのだ。
だから賞レースで2位の人も1位と同じ価値がある!
否、1位を目指してやっている人には1位になれなくても皆価値があるのだ。
ハイツ友の会復活を望む。